診療設備
・CT
頭部、頚部、胸部、腹部、骨盤部を1mm間隔の輪切りにした断層撮影を行い、炎症や腫瘍など内臓病変の評価を行います。
検査時間は1分程です。
放射線診断専門医に遠隔二次読影を依頼しております。
※ CTによる少量の放射線とガンのリスクとの関係は科学的に明らかではなく、喫煙を始めとしたガンのリスク要因よりも非常に小さいとされています。詳細は国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構のホームページを参照ください(https://www.qst.go.jp/site/qms/1889.html)。
X線単純撮影では評価困難な早期の肺癌やスリガラス状の肺びまん性陰影などを評価します。
超音波検査のように身体内の空気の影響を受けないため、胸腔はもちろんのこと腹腔深部の病変の評価も可能です。
・上部消化管内視鏡(経鼻/鎮静下経口)
・内視鏡関連業績:
Kondo T: Lancet. 2018; 392: 1340.
Kondo T, et al: N Engl J Med. 2017; 376: 1574.
Kondo T, et al: Am J Med. 2015; 128: e1-2.
Kondo T, et al: Med J Aust. 2016; 204: 266.
Kondo T: Cleve Clin J Med. 2018; 85: 912-913.
胃カメラ(内視鏡)です。ピロリ菌感染、潰瘍、癌など食道、胃、十二指腸の病変を評価します。
午前の検査では前日の21時以降、午後の検査では当日の7時以降の食事を控えていただきます。
水やお茶などの摂取は構いません(前日・当日の飲酒はお控えください。)。
経鼻と経口を選んでいただきます。
・経鼻:嘔吐反射が軽いため苦痛が少なく、モニターを見て病変の説明を受けながらの検査です。鼻の痛みが無いように鼻の中に麻酔薬を塗ります。
・経口:カメラによる喉の違和感が苦手な方は、苦痛を無くすための鎮静薬を注射し眠った状態で検査を受けていただきます。覚醒後に結果をご説明します(当日の自動車、自転車の運転はお控えください。)。
麻酔処置:30分、検査時間:10分程(病理組織検査が必要な場合は20分程)
早期癌の発見のため、画像強調観察を併用します。
・超音波検査
超音波により、甲状腺、頚動脈、心臓、肝臓、胆嚢、腎臓、前立腺などの病変の評価を行います。
主に体表に近い臓器の病変評価に適しています。
・X線単純撮影 / 骨密度検査
身体を透過したX線を画像化し病変を評価します。
CTのような精度はありませんが、簡易的に施行可能な検査です。
また、X線により骨密度の測定も行います。
・心電図 / ホルター心電図
心臓の電気的活動を波形に表し、不整脈や虚血性心疾患などの評価を行います。
院内で施行する心電図の他に、生活しながら24時間記録するホルター心電図も施行可能です。
・携帯心電計
携帯していただき、動悸時の心電図を記録し、不整脈を正確に評価します。
・簡易睡眠ポリグラフィ(PG)/終夜睡眠ポリグラフィ(PSG)
睡眠時無呼吸症を診断するための検査です。
簡易睡眠ポリグラフィ(PG)でスクリーニング検査を行い、重症の疑いがあれば終夜睡眠ポリグラフィによる精密検査を行います。
両検査ともに入院せずに自宅で検査が可能です。
・HbA1c / CRP測定器
糖尿病のコントロールの指標となるHbA1cと炎症性疾患で上昇するCRPを迅速に測定します。
(血糖、HbA1c、CRP、PT-INR、尿定性以外の検査は外注となり、翌日以降に結果が出ます。)
・心筋マーカー迅速検出キット
急性心筋梗塞において早期に上昇するヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白を測定し、迅速に心筋梗塞の診断をします。
・各種感染症迅速診断キット
鼻咽頭や尿から検体を採取し、新型コロナウイルス感染、インフルエンザウイルス感染、溶連菌性咽頭炎、マイコプラズマ肺炎、肺炎球菌肺炎、レジオネラ肺炎を迅速に診断します。
・PT-INR測定器
ワーファリンのコントロールの指標となるPT-INRを迅速に測定します。
(血糖、HbA1c、CRP、PT-INR、尿定性以外の検査は外注となり、翌日以降に結果が出ます。)